どうも、15年勤めたデザインプロダクションを辞めてフリーになったデザイナーの中川あるくです。したたかに独立の準備をしていたわけでは無いので、正直丸裸です。
いや、最低限の機材は速攻で揃えましたけどね。
そんなこんなで、人に挨拶しようにもまず名刺が無いのですよ。
そろそろつくらんといかんなぁということで、どこの印刷サービスを使おうかなと考え中です。
さくっと読むための目次
とりあえずの名刺でもちゃんと印刷しよう
起業してすぐの人とか、個人で仕事やってる人で、名刺で失敗してる人って多いですよね。
僕の勤めていたデザインプロダクションでは、事業立ち上げのサポートをしていたんで、
「これからしっかりと事業化していく!」って人たちの相談にのっていました。
で、最初にお会いした時に名刺をいただくんですが、
だいたいは家庭用のインクジェットプリンタで薄い紙に出力したものなんですよ。
中には起業セミナーとか販促セミナーを受けたことがあって、セールスコピーの入った三つ折り名刺とか出される人もいるんだけど、やっぱりインクジェットプリンターで薄い紙に出力されてるんですね。
これってヨレヨレのTシャツにサンダル履いて挨拶しているようなもので、印象面ですごく損してるんですよ。
最低限、身だしなみを整えて相手を安心させましょうよ。
ちゃんと印刷した名刺を差し出すだけで、ハードルひとつクリアできるんだから。
起業して間もないとか、1人でやってる会社なら、なおさらちゃんと印刷した名刺が必要です。
印刷をためらうような時代じゃないよね
今どきはオンデマンド印刷の恩恵で100枚からの小ロットで印刷できます。
ネット印刷なら名刺100枚で1,000円ぐらいから。
こんなに安いんです。
印刷しない方がバチ当たりますよ。
ただし、これは印刷だけの料金。
当たり前だけど、印刷の元になるデザインデータは別に用意しないといけません。
ラクスルのオンラインデザインって知ってた?
デザインプロダクションに勤めている時も、お客さんの要望に応じてネット印刷は使っていました。
複数の印刷サービスを使ったことがあるけれど、ラクスルは今まで使ったことがないんだよね。
で、ラクスルのwebサイトで印刷料金をチェックしていたら、「オンラインデザイン」というのに目が止まりました。
これは、元になるテンプレートのテキストを打ち換えたり、画像を差し替えることで簡単にデザインデータが作成できるというサービス。
Illustratorなどのデザインアプリケーションを持っていなくても、ラクスルのwebサイト上で印刷用のデザインデータがつくれちゃうというシロモノ。
ラクスルに会員登録さえすれば、サービスは無料で利用できます。
サービス内で提供されているPIXTA素材も無料で利用できるというから驚きです。
これは、非デザイナーの人たちには夢のツールなんだろうなぁ。
デザイン制作に予算を割かなくていいんだもんね。
デザイナーがラクスルのオンラインデザインを使ってみた
まず最初に断っておくけど、ここでは「オンラインデザインの使い方」みたいな解説はしません。
なぜなら、僕はオンラインデザインをおすすめしないから。
でも、オンラインデザインがどんなものかわかる程度の動画は残しておこうと思います。
なお、作例は本気の名刺じゃありませんので、あしからず。
メリット
- 操作方法はスマホのアプリ並みに簡単。
デメリット
- フォント数が少ない。
- シンプルな罫線が引けない。
- オンラインデザインはチャットサポートの対象外。
よくわからない点
- 素材をマスクすると境界線が現れる。これが印刷に出るのか不明。
以下は実際に使ってみた感想です。
KeynoteやPowerPointでスライドが作成できる人なら、15分もいじっていれば使い方はわかると思います。
それぐらい操作方法は簡単。
それゆえに複雑なことはできません。
当然ながらIllustratorの代用になるシロモノではありません。
あと、念のために言っておきますが、「ツールが使える」と「デザインができる」は別のことです。
簡単に使えるツールですが、デザインを知らない人は手を出さない方が良いです。
テンプレートを改変しようと思ったら、名刺をつくるだけでも2~3時間はあっという間に過ぎると思います。
そんなに時間をかけたのにデザインが上手くまとまらなかったら、骨折り損のくたびれもうけ。
貴重な時間を無駄にするのはやめましょう。
そういう理由で使い方解説はいたしません。
デザイン未経験者に勧めるとりあえずの名刺作成方法
では、とりあえずの名刺はいったいどうやって印刷すればいいのか。
僕がおすすめするのは「テンプレート+デザイナーが手直し」する名刺印刷サービスです。
これなら、テンプレートを選ぶだけなので時間がかかりません。
それに、テンプレート通りの記載項目が無くても、レイアウトをデザイナーが調整してくれます。
名刺は構成要素が少ないから、レイアウトが崩れてると目に付くんですよね。
だからデザイナーが調整してくれるサービスをおすすめします。
「デザイン」+「名刺」+「テンプレート」などで検索してみてください。
お住いの地域名を入れて検索すると、デザイナーのいる印刷サービス会社と繋がれるかもしれません。
これは後々のメリットになりますよ。