ソフトバンク光BBユニットの非力なWi-Fiを改善するアレコレ

44歳でフリーになったデザイナーの中川あるくです。

15年勤めたデザインプロダクションを辞めて、現在は自宅を仕事場にしています。

非力すぎて仕事にならない

仕事をしていてストレスを感じるのが、自宅wifiの通信速度が遅いこと。

ブラウジングをしているとwebサイトの読み込みに3秒程度かかることが頻繁にあります。

そして、ネットワークストレージにデータを保存するのにも時間がかかる。

このひと呼吸に作業のペースを乱されてストレスになります。

時にはネットワークハードディスクとの接続が切断されることもあり、

こんな時は流石にヒヤヒヤします。

オンラインゲーム中に接続が切れることもしばしば。

このつなががりにくさはネット環境を変えてから。

我が家は8月にコミュファからソフトバンク光に乗り換えたばかりです。

Wi-Fiの数値を計測してみる

念のためWi-Fiの速度を測定してみました。

ヤフーBB/ソフトバンクのサイトからできる通信速度チェックhttp://ybb.softbank.jp/support/sbhikari/trouble/speed.html

1階リビングでの計測結果

2階洋室での計測結果

計測方法で数値がまちまちなんだけど、こんなもんなのかな?

複数端末で接続していると不安定に

特に複数の機器でネットに接続していると頻繁に接続が途切れます。

複数といってもPC1台とスマホ2台程度の同時接続です。

まあ、その内のスマホ1台はYoutubeを視聴していることが多いので、そこで通信容量をがっつり食っていると思います。

しかし、コミュファで光回線を契約していた時にはWi-Fiの接続切れなんてありませんでした。

ということはソフトバンク光に原因があるのかと思いネットを検索してみました。

するとソフトバンクから送られてくるWi-Fiルーター「光BBユニット」に問題があるようです。

光BBユニットはNTTのホームゲートウェイにつなぐだけで、面倒な設定なしにインターネットを利用できる便利な機器。

ですが、BB光ユニットが発するwifiの電波が弱すぎるのだそう。

ソフトバンクに問い合わせしてみた

ネット上を検索したけど、光BBユニットのWi-Fiの接続端末数とか、アンテナの仕様についてはまるで情報がありません。

そこでソフトバンクのお問い合わせチャットを使って問い合わせてみました。

Yahoo! BB/ソフトバンク チャットサポートのご案内
https://www.softbank.jp/ybb/special/contacts/support-webchat/

“中川あるく”
光BBユニット(E-WMTA2.3)は端末を何台まで接続できますか?

“オペレーター”
Wi-Fi接続の台数制限はございませんが、ご利用環境によっては接続台数が少ない場合でも接続が安定しなことがございます。

“中川あるく”
では、バッファローなどのWi-Fiルーターが搭載している、ビームフォーミング機能は搭載していますか?

“オペレーター”
BBユニットには、ビームフォーミング機能は搭載しておりません。

接続台数については明確な答えはもらえませんでした。

ただ、回答の内容からすると光BBユニットは今時のWi-Fiルーターが備えているような能力は持っていないようです。

BUFFALOのWi-Fiルーターを追加してみた

光BBユニットの非力なWi-Fiを改善するために新たなWi-Fiルーターを追加しました。

ネットを検索すると光BBユニットを別のWi-Fiルーターに取り替えるといった方法が紹介されていますが、ソフトバンクとの契約内容によっては光BBユニットを取り外すことができない場合がありますので、注意が必要です。

光BBユニットが必須な場合とは以下の2点です。

BBフォンや光電話など固定電話の契約をしている

おうち割光セットを契約している

以下のサイトが詳しく解説しています。

踊るビアホリック/【ソフトバンク光】光BBユニットの必要性とメリット・デメリットのまとめ
http://akogare.hatenablog.com/entry/ipv6

私は上記の条件に合致していますので、光BBユニットのWi-Fiを停止して、新たに追加するWi-FiルーターからWi-Fiを出すことにします。

新たに追加するWi-FiルーターはBUFFALOのWSR-1166DHP3。

戸建なら2階建、マンションなら3LDKの広さをカバーし、利用人数は4人、接続端末数は12台です。

また、スマホを狙ってWi-Fiの電波を飛ばすビームフォーミング機能も搭載しています。

ウチは3人家族で、スマホやPC、3DSなど最大で8台での同時接続が考えられますが、WSR-1166DHP3のスペックなら大丈夫でしょう。

Wi-Fiルーターがさまざまなメーカーから発売さてれいるなかでBUFFALOを選んだ理由は、すでにBUFFALO製のネットワークハードディスクを使用しているからです。

メーカーを揃えた方が相性が良いかなとか、筐体デザインに統一感があるとか、そんな理由です。

強力な電波を出せるWi-Fiルーターならどこのメーカーのものを選んでも大丈夫でしょう。

追加するWi-Fiルーターをブリッジモードで接続する

接続する2つの機器にルーター機能がある場合、機能衝突を防ぐために下手側のルーター機能をOFFにする必要があります。

それがブリッジモードですね。

そのためWi-Fiルーターにはモード切り替えスイッチがあります。

BUFFALOのWi-Fiルーターの場合、デフォルトの「オート」モードにしておけば、上手側の機器がルーター機能を有しているかを自動判別します。

オートモードで判別できず、機能衝突してネットに接続できない時は「AP」「マニュアル」モードに変更します。

モデルによってスイッチの形状やモードの呼称が異なります。

メーカーサイトで確認してください。
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/290#WSR-2533DHP

それぞれのモードの説明は以下のページです。
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/16000#ap

私はあらかじめ「AP」「マニュアル」モードに変更して接続しました。

機器背面にあるモード切り替えスイッチを変更します。

光BBユニットのWi-Fiを停止する

新たなWi-Fiルーターの接続が完了したら、Wi-Fiの干渉を防ぐために光BBユニットのWi-Fi機能を停止します。

手順は以下の通り。

ウチの光BBユニットはE-WMTA2.3ですが、他のシリーズもだいたい同じだと思います。

まず、光BBユニットの側面に記載されているIPアドレスにブラウザからアクセス。

くわしい設定(上級者向け)の「無線LANの設定」をクリック。

無線LAN機能を無効にします。

画面左のメニュー最下部「無線LAN機能停止設定」→「無線LAN機能の停止」無効を選択→「設定を保存する」をクリック。

光BBユニットを再起動します。

この時、新たに追加したWi-FiルーターのWi-Fiを使って光BBユニットにアクセスしてください。

光BBユニットのWi-Fiを使用して設定画面にアクセスしていると、Wi-Fiを停止した途端にアクセスが切断されてしまいます。

結果、Wi-Fiの接続が安定しました

Wi-FiをBUFFALOに切り替えてから、Wi-Fiの数値を計測してみました。

BUFFALOのWi-Fiを1階リビングで計測。

BUFFALOのWi-Fiを2階洋室で計測。

光BBユニットで計測したよりも低い数値です(汗

ですが、数値とは裏腹にとても快適なWi-Fi環境になりました。

iPhoneやPCなど複数の端末が接続していてもWi-Fiが途切れたり、読み込みに時間がかかることはありません。

また、以前は光BBユニットと同じ部屋の中でも安定しなかった5GHz帯ですが、現在では安定して5GHz帯が利用できるようになりました。

おかげでネットワークストレージへの読み書きもスピードアップ。

ストレスは全くありません。

複数台の端末を利用していて、光BBユニットのWi-Fi能力に不満のある方には、今時の強力なWi-Fiルーターの追加をオススメします。